住宅のリフォームで、部屋の間仕切りやトイレのドアなど一部の建具を新規で作り替える時に少しデザインを考えるとその部屋の雰囲気もガラリと変わるものです。弊社のような個人でやっている建具屋さんは大きな企業で作っている既製品のデザインではなく、お客様の希望に寄り添ったオリジナルの建具などを製作しています。

この建具は引き分けの間仕切り戸で線対称の額を取り入れたデザインの戸襖となっております。また、奥の部屋も同じデザインで額の上下を反対にしており、部屋と部屋のつながりのある見ていて面白いものとなっております。

こちらはトイレのドアの作り替えでただの明り取りの額をいれるのではなく、ひし形の額をいれその中に十字に組子を入れ込んだものとなっております。中のガラスもただの透明なものではなく、青の色をいれてアクセントにしてみました。

もう一つはお客様のお宅にあった檜の木をなにか利用できないかと相談をうけましてテーブルに加工して製作したものになります。

お客様のお宅に昔からあったものだそうで、この様に新しく生まれ変わってこれからまた利用していけるということでとても喜んでいただけました。この様にこちらから材料を提供して作るのではなく、お客様の思い入れのあろものを新しく違う形にして提供でき、喜んで頂けると私達としても嬉しいことだと思っています。